オリンパス C-1400XL をさわってみて




● C-1400L の後継機がヨドバシカメラのデジカメフェアで展示中 ('98.9/25)

ふらりと寄ったヨドバシカメラ川崎店でデジカメフェアをやっており('98.9/25時点)、オリンパスのブースで「C-1400XLはないの?」と駄目もとで聞いたら後ろから出してきてくれました ^_^
外観写真を撮ってきたので、下に乗せます。若干色が明るめになっているくらいで、見事に現状の C-1400L と同一です。唯一、追加されたのは外部ストロボのシンクロ接点穴で、 I/O関係ゴムカバーのそばに丸いキャップがつきました。


<画像は Fujifilm FinePix700 で撮影>

この一年間、C-1400L を主力機に使い込んできたのですが、画質についてはまったくと言ってよいほど不満を感じたことがありません。定評のある高画質と、電源オン後2秒そこそこで撮影可能状態になる起動時間の短さはそのままひきついで、気になっていた次のような点がきちんと改善されていました。

・大量のバッファメモリを用意することで、5枚まで速写(または秒間3.3コマの連写)ができる。
・シャッターを押したら、書き込みが終了するまでズームボタンも含め全ての操作ができなかった欠点が解消され、シャッター直後からズーミングが可能となっている。
・1枚撮影するたびに、液晶が必ずオンになり記録中の画像を表示していたが、電池節約モードを選択することで撮影モード時は液晶表示を行わなくすることができるようになった
・2.5m 及び 0.4m の固定焦点距離の強制選択ボタンに加え、無限遠の固定焦点距離が追加された。
・色温度が6段階のマニュアルで選べるようになった。またオートカラーバランスが強化され、夕焼けなどオートで問題のあったシーンも改善されたらしい。
・16MBのスマートメディアが使用可能になった。

これらの機能追加に伴い、シャッター横の液晶パネル、及び背面のモニタ液晶での機能項目が追加されていました。画像を、下に乗せます。



<画像は Fujifilm FinePix700 で撮影>

液晶パネルに、5枚までのバッファメモリの状況を示すインジケーターが追加されています。またモニタ液晶のメニューでは、ホワイトバランス(WB) 省電力(BATTERY SAVING)が追加されました。

贅沢を言えば、C-1400XL において残念に思う点としては次のようなところでしょうか。

・シャッタースピードが 1/4〜10000秒までで変わっていない。露光時間が足りない場合があるので、下を伸ばして欲しかった。(5秒程度まで)
・シャッタースピード優先または絞り優先モードがない。もっとも、2段階の絞りだけなので実現しても意味はあまりなかっただろう。
・露出補正のメニュー階層が深い。固定焦点距離の強制選択と同様に、どれかのボタンに割り当てて欲しかった。
・I/O部分ゴムカバーが、相変わらず使っていて取れやすい。


少なくとも現状の機構・デザイン・CCDのもとでは、本当によく練られたベストバランスのデジカメだなという印象を持ちました。

なお、ヨドバシカメラ川崎店では、10/8 から販売を行うそうです。


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